試験対策はインプットとアウットプットが必要だと言われています。

知識を学んで理解する(インプット)だけでなく、問題を解いたり人に説明したりして知識を使うこと(アウトプット)によって実力がつくというわけです。

というわけでまずは知識のインプットを行なっていくわけですが、独学者はどのような流れで行なうのが良いのでしょうか?

この記事では、行政書士試験独学者が基礎知識をインプットするための方法をご提案いたします。

まずは基本テキストで試験範囲を概観する

行政書士試験の試験科目すべてを網羅した基本書が各社から出版されています。

たとえばこのようなテキストです。

このような基本書は全科目を1冊に詰め込んでいるため説明が簡潔ではありますが、試験で出題される科目・テーマをひと通り扱っているので、1冊持っていると心強いと思います。

内容的にも初学者を意識して初歩的なところから解説されており、最初の1冊として使えるでしょう。

基本書を入手したら、まずは1冊を読み通して試験範囲を概観することをおすすめします。

もっとも、基本書は全科目を網羅しているだけあってページ数も1000ページ近くに及ぶため、読み通すのは楽ではありません。

説明も全体的に簡潔に書かれているので、最初は読んでも理解できないところも多いと思います。

それでもこのステップは、初めて行政書士試験に挑戦する独学者が試験科目を知るために重要だと思います。

ちなみに、基本書に進む前に読む入門書も各社から出版されています。

たとえばこんな本です。

このような参考書は、基本書よりも易しく書かれており、より簡潔に試験科目を概観できるので、時間的な余裕があればこちらから始めるのも良いと思います。

いずれにしても、基本書を1回読んだだけで十分に理解するのは難しいので、まずは行政書士試験の試験範囲を知るということを目標に読み進めましょう。

私の場合はまず2回、『合格革命』の基本書を読み通しました。

ちなみにこのとき、基本書に準拠した基本問題集も解きながら読み進めたのですが、アウトプットについてはまた別の記事で触れたいと思います。

「よくわかる」シリーズで理解を深める

基本書を読むと行政書士試験の全体像を知ることができます。

しかし同時に、よくわからない、あるいはまったく理解できないテーマも出てくると思います。

そこでおすすめしたいのが『よくわかる』シリーズです。

このシリーズは、図表を多く使って簡潔にまとめた基本書とは異なり、文章主体でじっくり説明されているのが特徴です。

そしてタイトルどおり、よくわかる参考書として定評があります。

とくに憲法・民法・行政法の3つは行政書士試験の主要科目であるため、『よくわかる』シリーズを使って十分に理解を深めるのがおすすめです。

基本書の内容をもう一度勉強することになりますが、同じ内容を他の表現で学び直すことにより、すでに理解していた箇所の理解度もさらに深まると思います。

ちなみに私の場合は、『よくわかる行政法』と『よくわかる民法』の2冊をそれぞれ2回読みました。

2回目に読むときには、内容を自分なりにまとめたノート作りも行なったのですが、ノート作りについては別の記事で触れたいと思います。

まとめ

まず基本書で行政書士試験の概観をつかみましょう。もちろん理解するよう心掛けますが、すべてを理解できなくても気にする必要はありません。

次に『よくわかる』シリーズで理解を深めます。これによって基本書では理解できなかったところも理解できるかもしれません。

この2段階を踏むことで、初期のインプットとしては十分な知識が身に付くと思います。