行政書士試験は難関国家資格の1つに数えられます。

その合格率はどれほどでしょうか?

また、年ごとの合格率の推移からどんなことが見えてくるでしょうか?

行政書士試験の合格率の推移

まずは現在の試験制度になった平成18年度からの合格率の推移をご覧ください。

表1.行政書士試験の合格率の推移

年度申込者数受験者数合格者数合格率
平成18年度81,16370,7133,3854.8%
平成19年度81,71065,1575,6318.6%
平成20年度79,59063,9074,1336.5%
平成21年度83,81967,3486,0959.1%
平成22年度88,65170,586 4,6626.6%
平成23年度83,54366,2975,3378.1%
平成24年度75,81759,9485,5089.2%
平成25年度70,89655,4365,59710.1%
平成26年度62,17248,8694,0438.3%
平成27年度56,96544,3665,82013.1%
平成28年度53,45641,0534,08410.0%
平成29年度52,21440,4496,36015.7%

平成18年度から平成29年度において、合格率は4.8%~15.7%のあいだを推移しています。

3倍以上の開きがあり、年によって合格率が大きく変わることがわかるでしょう。

この12年間の合格率の平均はおよそ9.2%です。

難関資格らしく、低い合格率ですね。

次に、この期間を前半・後半に分けて平均を出してみます。

  • 平成18年度~平成23年度:平均7.3%
  • 平成24年度~平成29年度:平均11.0%

こうしてみると、近年は以前に比べて合格率が高くなっていることが読み取れます。

一方で、合格者数は全期間を通じて大きく変わってはいません。

合格率が高くなっているのは、年々受験者が減っているなかで一定の合格者数を出すためなのでしょうか?

私たちには知る由もありません。

今度は、平成24年度~平成29年度の合格率の変化を詳しく見てみましょう。

合格率は毎年、上がり下がりをくり返していることがわかります。

合格率が高かったら翌年は難易度を難しくし、その翌年はまた難易度を下げることにより、バランスを取っているのでしょうか?

これも私たちにはわかりません。

平成30年度の合格率はどうなる??

これまでの傾向をふまえて、平成30年度の本試験について予想してみましょう。

ここ数年の推移から考えれば、平成30年度は平成29年度よりも合格率が低くなりそうです。

各予備校の予想を見ても、平成30年度は合格率をしぼってくるだろうという予想が大勢を占めています。

平成29年度は平成18年度以降で最高の合格率を記録したので、その反動があるかもしれません。

では、仮に低くなるとして、どれほど低くなるのでしょうか。

ここ6年間の平均である11.0%前後になるのかもしれません。

しかし、試験センターがどのように考えているかは、私たちにはわかりません。

受験者数のさらなる減少を考えると、一定の合格者を出すため、また行政書士試験の人気を維持するために合格率を高めにしたいと考えている可能性もあります。

合格率は問題の難易度によってある程度決まってきます。

しかし、記述式問題の採点基準を調整することによって合格率を操作することもあるようです。

さらに、問題が難しすぎた場合には救済措置として合格基準点が引き下げられることもあります。

合格率はこのようにして、総合的に決められていくことになります。

合格率に左右されない十分な対策を

結局のところ、次の試験の難易度や合格率についてはっきりしたことは分かりません。

そうであれば、「いかなる難易度・合格率でも突破する」という心づもりで勉強するのが得策でしょう。

目標を高めに設定し、仮に難易度が高い問題が出ても対応できるよう、よく準備しておきましょう。

「ギョーショ!」では、そんなみなさんの努力を心から応援しています。