人気国家資格の行政書士試験。その難易度はどれほどのものでしょうか?

また、独学で行政書士試験に挑戦する場合、合格にはどのぐらいの勉強時間(期間)が必要になるのでしょうか?

この記事ではそれらの質問について、一般的な意見と私の実感を比較しながら考えていきたいと思います。

行政書士試験の難易度

行政書士試験は一般的に、難関国家資格の1つに数えられています。

一方で、法律系国家資格の入門のように言われることも多いのも事実。

実際の難易度はどのぐらいなのでしょうか?

本気度が試される難易度の高さ

行政書士試験に合格すると行政書士になる資格が得られます。

行政書士は法律の専門家として人々の生活に大きな影響を及ぼす職業。ですから試験が難しいのは当然でしょう。

ときどき「行政書士試験はテキストを1冊覚えれば受かる」とか「過去問を数年分解けば受かる」というコメントを目にしますが、そんなに易しい試験ではありません。

私は理系学部の出身で法律初学者でしたが、勉強の仕方にはそれなりに自信がありました。

それでも半年間の受験生活のあいだは毎日必死で勉強しなければなりませんでした。

仕事は週3日に減らし、仕事以外の時間のほとんどを試験勉強に費やしたのです。(もちろん息抜きはしましたが。)

しかも勉強は必ずしも順調ではなく、わからないことだらけで大きなストレスを感じながらの半年間でした。

本試験を迎えたときも、決して合格できる自信があったわけではありません。

まだまだわからないことが多いと思っていました。

幸い本試験では相性の良い問題が出たために合格することができましたが、出題内容によっては合格できたかはわかりません。

個人差はあると思いますが、行政書士試験はそれぐらい本気で取り組まなければ合格できない難易度だと思います。

問われる法律は幅広く、一般知識科目もあるこの試験。勉強するべき内容は膨大です。

独学合格が不可能なほどではない

難易度の高い行政書士試験ですが、独学合格が不可能なほど難易度が高いわけでもないということも言えます。

難関資格ではありますが、弁護士や司法書士、税理士などに比べれば難易度が低い資格です。

そのため行政書士試験は他資格に比べて独学合格者が多いです。

もちろん独学、通信、通学のどれが良いかは人によって異なりますが、独学で挑戦してみる価値がある資格だと言えるでしょう。

独学合格に必要な勉強時間(期間)はどれぐらい?

行政書士試験の準備に必要な勉強時間については、さまざまな意見が見られます。

実際のところはどうなのでしょうか?

必要な勉強時間(期間)は人による

まず前提として、合格に必要な勉強時間を一律に定めることは不可能です。

能力も環境も人によってさまざまだからです。

さらにいえば、同じ能力・同じ環境の人でも、選ぶ教材や勉強方法によって必要時間数は大きく変わってくるでしょう。

また合格できるかどうかは、その年の出題内容によっても変わってきます。

ですから「合格に必要な勉強時間」はあくまで目安であり、一定の時間数をこなせば合格できるわけではないことをまず押さえておきましょう。

勉強時間は500~800時間と言われている

資格予備校などによると、行政書士試験の学習は500~800時間が目安とされているようです。

宅建などの他資格経験者であれば500時間初学者であれば800時間が必要というわけです。

私は勉強時間を正確に記録したわけではないのですが、概算するとだいたい800時間ぐらいだったと思います。

500~800時間という目安はあながち間違っていないのかもしれません。

(一般論として)1年間は本気で取り組む姿勢が必要

以上をふまえて、初めてのかたにもわかるようあえて一般論として述べるとすれば、1年間は本気で取り組む必要があると思います。

行政書士試験に挑戦するかたの多くは社会人で、仕事をしながらの学習になるでしょう。

そうであっても1年間は毎日時間を確保して勉強し、休日にはまとまった時間を勉強にあてる覚悟が必要だと思います。

もちろん、そうすれば必ず合格できるというわけではありませんが、少なくともそれぐらいの意気込みが必要な試験だということを知っていただければと思います。

逆にその覚悟があれば、初学・独学でも合格の可能性はあるでしょう。

準備期間が1年未満であっても、工夫して勉強時間を確保すれば合格の可能性はゼロではありません。

私の場合は前述のとおり、仕事を大幅に減らすことによって勉強時間を確保できました。

まとめ

行政書士試験は幅広い法律知識・一般知識が求められる難関資格です。

しかし弁護士や司法書士に比べれば易しく、独学合格は不可能ではありません。

必要な勉強時間は人によって異なりますが、1年間は本気で取り組むぐらいの強い気持ちが必要でしょう。